小規模事業者持続化補助金を活用し、新規コーヒーテイクアウト事業を開始

お花と雑貨 かりん花

店舗のデッドスペースを「収益の柱」へ。地域のお花屋さんが抱えていた「お客様の待ち時間」という課題を、小規模事業者持続化補助金を活用したカフェ事業への展開で解決しました。賃上げ特例による200万円の採択からオープンまで、事業相乗効果を最大化させた支援事例をご紹介します。

【概要】
業種:生花販売・お花教室など
住所:愛知県西尾市永吉3-60
URL:https://www.instagram.com/karinka11.11/?hl=ja
支援内容:小規模事業者持続化補助金(賃上げ特例)の申請・事業計画策定支援

相談の背景

待ち時間の解消と未活用スペースの有効活用

地域に根ざした花屋を営む事業者様より、「店舗敷地内にある未活用の倉庫スペースを活かし、新たな収益の柱を作りたい」とのご相談をいただきました。
当時、お花束やアレンジメントの制作中にお客様が店内で待機する時間が長く、その過ごし方が課題となっていました。また、敷地内の老朽化した倉庫は長年デッドスペースとなっており、この空間を収益化する具体的な手法を模索されていました。

課題

設備投資の負担と、既存事業との相乗効果の創出

ヒアリングを通じて、以下の3つの課題を整理しました。

  1. 顧客満足度の低下: 待ち時間が長く、顧客体験に影響を与えていた。
  2. 資産の遊休化: 敷地内の未活用スペースが維持費のみかかり、利益を生んでいなかった。
  3. 投資リスク: 新規事業への意欲はあるものの、物価高騰の中での設備投資負担が大きく、二の足を踏んでいた。

支援内容

「賃上げ特例」を活用した、攻めの事業計画策定

当社では、単なる補助金の獲得だけでなく、事業の持続性を重視したトータル支援を実施しました。

  • 補助金活用の提案: 小規模事業者持続化補助金の「賃上げ特例」を提案。従業員の待遇改善と事業拡大を両立させるスキームを構築しました。
  • 事業計画のブラッシュアップ: 単なる「店舗開設」ではなく、「花屋事業との相乗効果」「地域コミュニティとしての価値向上」「クロスセルによる客単価アップ」を論理的に言語化。
  • 数値計画の策定: 賃上げ原資を確保するための現実的な収益シミュレーションをサポートしました。

支援の成果

補助金200万円の採択と、ブランド価値の向上

支援の結果、補助金200万円(賃上げ特例)の採択を実現しました。
補助金を活用して老朽化した倉庫をリノベーションし、テイクアウト型コーヒーショップをオープン。これにより以下の成果が得られました。

  • 滞在価値の変化: 待ち時間が「豊かなコーヒー体験」へと変わり、顧客満足度が向上。
  • 新規顧客の獲得: コーヒー目的の新規客が来店することで、花屋としての認知度も拡大。
  • 収益源の多角化: 本業とカフェの相乗効果により、店舗全体の売上が安定。

「花とコーヒー」という新しい店舗体験は地域住民からも高く評価され、従業員の意欲向上にもつながる好事例となりました。

開店したコーヒーショップ写真

コンサルタントの視点

今回の成功のポイントは、事業者様が持っていた「未活用資産」を「顧客の課題(待ち時間)」の解決と結びつけた点にあります。
補助金はあくまで手段。大切なのは、その後の事業が地域にどう根ざし、成長していくかです。今後は、季節イベントとの連動や新商品展開など、さらなる事業成長を見据えた展開が計画されています。